Virginia MBA 合格体験記

留学先:バージニア合格体験記 (Darden MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.143






留学先: Virginia (Darden)を含め検討
学位: MBA
TOEFL: 267
GMAT: 660

[ はじめに ]

“Congratulations!!“ 4月2日(火)の夜10:00丁度にアドミッションから自宅に電話があり、Dardenに合格をしたことを知らされました。これまで5校から合格を貰っていたものの、Top 10でGeneral Managementに強い学校4校からは “ding(不合格)”の嵐だった為、本当に嬉しく思っています。

さて、今後出願する皆様に少しでも私の体験が役立てばと思い体験記を書かせて頂くことになりました。2001年 4月に会社派遣の内定を頂き、受験準備を開始しましたが、当時は海外プロジェクトの最中であり、なかなか余裕を持って集中してGMATの勉強を行うことが出来ませんでした。又、ある程度時間が出来た後も、最後の最後までGMATには苦しめられ「GMATは絶対に700点取れ!出願は絶対に年内までにせよ!」という会社先輩から貰ったアドバイスを何一つ果たせず2002年元旦を迎えました。

さて、Dardenから合格を貰うまでの道のりを記述させて頂く前に、TOEFL、GMAT、 AWA、ESSAY、INTERVIEWにつき簡単ではありますがこれまでの受験を振り返ってみたいと思います。

[ TOEFL ]

TOEFL は、2001年1月(派遣が決まる前)に受験し、267点のスコアを出していたので派遣決定後は一度も勉強しませんでした。私は帰国子女ということもあり、リスニングには苦労しませんでしたが、2000年12月の初回受験ではSCのスコアが悪く約1ヶ月間ひたすら過去問題をやりました。Section IIのスコアに大きく影響する writing (TWE) は、最初から5.0〜5.5のスコアが出ていたので特に何もやりませんでしたが、テンプレートをマスターし、具体的な事例を多く書くことを心掛けました。

[ GMAT ]

受験開始当初は「何とかなるだろう!」と思っていました。正直なめていました。過去にSATを受けていたこともあり、そこそこやればそのうちにスコアが出るだろうと思っていましたが、長い間苦しみました。Verbalセクションは、過去問題をひたすら解き、それぞれ (SC, CR)のパターン別の解法を習得することに努めたのですが、点数はいつも23〜25で低迷していました。一方、Mathセクションもスーパー文系&帰国子女であった私は42 〜45点から上がらない時期が続き、某マス専門予備校にも長い間通いました。結局、夏から年末まで合計6回受けたものの最高得点は580点でした。10 月〜12月は、平日の夜や週末などInterfaceの夏期講習で知り合った方や同じ会社派遣の受験生で勉強会を開いたり、弱点の強化対策や本試験の出題傾向などの情報交換も行いました。

年が明け、気分を入れ替えました。「もうなるようにしかならない。でも最後まで諦めずにベストを尽くそう!」と。1月に受けたGMATでは620点が出ました。これで漸く出願出来る、自分はエッセイや面接で一発逆転が出来ると思いましたが、620 ではまだまだ不十分。1月からはエッセイにプライオリティをおきながらGMATの勉強を継続しました。最終的には、620 → 630 → 660 (V:32、M:48) となりましたが、全ての学校には620のスコアで出願していました。

[ AWA ]

AWA 対策として、InterfaceのDr. Stone先生に教えて頂きました。Writingに関しては、それなりに自信を持っていたのですが、本試験ではAWAのスコアが連続して4.5でしたので、1ヶ月のコースに参加しました。Dr. Stoneは以前ETSの添削者としての経歴をお持ちの方であり“score makeするエッセイの書き方”につき伝授頂きました。これは大変役に立ちました。結果、Dr. StoneのAWAクラス受講後は5.0〜5.5を安定してとれるようになりました。

[ ESSAY ]

上記の通り、12月まではGMATの点数が500点台でしたのでエッセイに取りかかることが出来たのも流石にそろそろ開始しないとまずいだろう、と言われた 11月からでした(10月はresume作成のみでした)。Interfaceでエッセイを受ける最大のメリットは(1)アメリカ人の視点からのアドバイスを受けられる、(2)カウンセリング時間を確保出来る、(3)MBAホールダー且つプロによるカウンセリングを受けられる、この3点だと思います。私はMr. Horiuchi(日系アメリカ人)に担当して頂きました。人それぞれで相性があると思いますが、私にとってはよき先生でありよき相談者でした。時には Mr.Horiuchiも好きなJAZZについて話すなど、友好的な関係のもとワーク出来たと思います。Mr. Horiuchiは、継続的に受験者である私の業務・性格・趣味・コミニュティサービス等の内容について理解しようと努めてくれたため、書き上げたエッセイはどれも満足度の高いものに仕上がりました。

[ INTERVIEW ]

(英語を)喋ることについては全く不安を感じていませんでしたが、アドミッション面接対策として1回 Mr.Horiuchiにお願いしました。同氏よりは「英語、gesture、eye contact等全く問題ない。但し、面接はtwo-way communicationなので自分をしっかりアピールしつつ、会話を楽しむことを忘れないように」というアドバイスを貰いました。結果、電話面接を含め、Admissionsの面接を受けた学校全てから合格を貰いました。

[ Darden合格までの道のり ]

繰り返しになりますが、私の出願はGMAT620が出た1月からでしたので、Dardenへの出願も2月上旬(Round 4)でした。Dardenは、(1) 英語が喋れること、(2) Leadership & teamwork skillsがあること、(3) Contributor (授業やクラスメートにgive出来る人)、(4) small but diverse communityにfitするかどうか等重要視すると聞いていたので、出願と同時にcampus visitして何とか低いGMATスコアをカバーするべく「面接一発逆転」根性で現地面接しようと思っていました。又、エッセイにも自分を最大限アピールするべく、業務経験や海外プロジェクトにおけるリーダーシップ経験の他、コミニュティサービスや趣味についてもエッセイに盛り込むなどバランスを重視しました。DardenにはGMAT620のスコアで合格したようですが、Essay & Interviewでスコアをカバー出来たものと思っています。

(受験ノートより)

2002年2月9日 出願 (Darden On-line)
2002年2月26日 Darden訪問 (Charlottesville, VA) Interview & Class Visit
2002年3月20日 GMAT受験 (スコアアップの報告を兼ねて、Dardenへの熱意を綴ったレターを送付)
2002年4月2日 日本時間夜10時、合格!!

[ さいごに ]

昨年の4月に内定を貰ってから、この1年間を振り返り、自分は如何に多くの人に支えられてきたか再認識しました。1年間の受験活動をずっと支えてくれたフィアンセには本当に感謝しています。又、Interfaceで知り合った素晴らしい仲間達や同じ苦しみを乗り越えてきた同じ会社派遣の仲間達は本当に大切な存在でした(これからも引続き宜しくお願いします)。そして、timely且つ的確なアドバイスをして下さったinformation counselorのデバリエ氏、最後の最後まで共に戦ってくれたエッセイカウンセラーのMr.Horiuchi、いつも笑顔で「O.C.さん、最後までガッツで頑張るのよ」と声を掛けてくださったカスタマー・サービスの小林さん、松木さん、本当に有難う御座いました。この場をかりて心よりお礼申し上げます。

これからMBA受験をされる皆さん、MBA受験は非常にストレスフルな期間となります。TOEFL/GMAT、RESUME&ESSAY 作成、INTERVIEW、出願後のフォロー等、今までに経験したことのない作業ばかりでたくさんのものを犠牲にもします。しかし、この期間は、自分の過去を振り返り自分の強みを発見し、MBA取得の目的、派遣後の会社での役割(私費の方はPost MBA)、長期的なキャリア・ゴール等を明確化出来る貴重なチャンスでもあると思います。自分の強みを発見し、これまでの業務経験やキャリア・ゴールを簡潔明瞭まとめエッセイとして書き上げる。Interfaceは私にとってこれら作業を行う上で強力なパートナーでした。一度皆様もInterfaceを訪問され、自分の受験戦略にmatchするか、自分の求めるサービスを提供してくれるか、ご自分の価値観に基づいて判断頂ければと思います。

最後に、自分の経験に基づき、以下エールをお送りさせて頂きます。

*最後の最後まで諦めない。努力すれば結果は必然とついてきます。

*自分の強みは必ずどこかにあります。その強みを発見し、最大限エッセイに反映させ、且つ面接でアピールして下さい。

*ある程度の開き直りも必要。受験プロセスを「楽しむ!」気持ちも忘れずに。

Good Luck!!





大学院留学 合格体験記
Virginia DardenMBA(ダーデンMBA) Class of 2004