Northwestern MBA 合格体験記

留学先:ノースウェスタン (Northwestern Kellogg MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.237






スコア:    GMAT680点、TOEFL277点
海外経験:  海外勤務を約1年半(海外勤務中に受験)
外資系金融、7年、私費

スケジュール

2003年
1月:
MBA受験に向けTOEFLの勉強を開始
2003年
8月:
会社から米国への転勤辞令があり、2004年秋の留学を一旦保留

2004年
3月:
米国での生活立ち上げや仕事が一段落する中、再びMBAへの思いが込み上げ勉強を開始
2004年
5月:
TOEFLが250点台も、GMAT中心の勉強へシフト
2004年
9月:
TOEFL・GMAT共に点数が出てエッセイへシフト・・・と予定していた時期だが、どちらも点数未達で苛立つ。エッセイを見切り発進で始めるかどうか迷ったが、私費である事を考慮しテスト勉強に集中
2004年
10月:
TOEFLで277点を獲得、GMATに集中
2004年
11月:
GMATで680点を獲得。セカンドのデッドラインまで約2ヶ月、来年リアプリでも良いと開き直りつつDevalier先生にエッセイカウンセリング開始を相談。LeClair先生に師事。

2005年
1月:
セカンドで5校出願(Harvard, Wharton, Chicago, Columbia, Tuck)
2005年
2-3月:
サードで4校出願(Kellogg, NYU, UCLA, Cornell)
2005年
3月:
セカンドで提出した5校中4校とインタビューするも合格無し、厳しい時間を過ごす
2005年
5月:
サード提出分でNYU、Kelloggから合格を貰い、漸く受験終了

結果:2校合格(Kellogg, NYU), 5校不合格(Harvard, Wharton, Chicago, Tuck), 1校Waitlist(Columbia), 2校Withdraw(UCLA, Cornell)

サードで出願したKelloggより合格通知が届き、歓喜と安堵の中でこの体験記を書いております。私費留学である自分は見切り発進でエッセイを開始することを拒んでいたので、GMATで680点が出た2004年11月からエッセイを開始することになりました。インターフェイスの生徒の中でも、最も遅いカウンセリングのスタートだったと思います。セカンドラウンドの締め切りまで約2ヶ月、週1回のカウンセリングを8回しか出来ない計算で、正直エッセイを開始することに躊躇もしました。それでもデバリエ先生から、「セカンドで1-2校は出せるし、学校は良い生徒用にサードでスペースを用意しているものだ。」とのお言葉を頂戴し、出願へ走り出す決心をしました。出来る限りセカンドで勝負し、残りはサードで、それでも駄目なら来年にリアプリしようと腹を括った中での船出でした。

お世話になったLeClair先生とのメールによるカウンセリングは、赴任している米国から2005年秋入学を目指し受験をする状況下でも、高い信頼性と効率性を伴いながら作業を進めるのに最適なものでした。信頼性の観点から言えば、LeClair先生は高い合格実績持ち、過去の成功したエッセイ事例がその引き出しに入っている訳で、自分は先生にエッセイを正面からまずぶつけてみて、その後返って来るアドバイスをどんどん反映して行けば一定のクオリティーに仕上がるはずといった信頼がありました。また効率性の観点からもメールカウンセリングには大いに助けられました。例えば質問等のメールやり取りが非常にスムーズであり、疑問点を即時に解消出来たことが良かったです。エッセイトピック等に少しでも疑問がある時などすぐに質問して解消したいものですが、私の場合米国の夜に質問を投げると丁度日本で業務中のフロントの方にすぐ先生へ転送して頂け、次の日の朝には回答が返って来ておりました。またレギュラーカウンセリング以外にも必要な時に追加でエッセイを見て頂け、短い時間しかない中で追い込みを駆けることが出来、セカンドで想定より多くの学校に提出できました。先生のフレキシブルな対応には大変感謝しております。結果、8回のカウンセリングで5校分仕上げてセカンドラウンドに提出、その後サード提出分をセカンドの勢いそのままに書き込み、2月下旬には全てのエッセイ(4校分)が仕上がりました。

しかし、この勢いを伴ったエッセイ作業には落とし穴があり、セカンドでは結局合格を勝ち取ることが出来ず、4校不合格で ColumbiaがWaitlistと厳しいものでした。振り返ってみると、セカンドで出した学校のエッセイは、自分を表現することは出来ていても、 Why this school?の部分で書き込みが足りなかったのだと思います。海外在住で他の受験メイトと学校に関する情報交換等が出来なかったことも、その気づきが遅れた原因であったとも思います。今思うと当然ですが、Why this school?は他校との比較無しには書き切れ無いものだと、サード提出分を書き込みながら、そして途中面接の為のキャンパスビジットで在校生からお話を伺うにつれ実感しました。米国在住のメリットを生かし計8校へキャンパスへビジットや面接に出向きましたが、Whartonへ行った後にChicagoへ行くと両者の違いに驚き、Columbiaに行くとまた違うスクールの側面に出会い、更にKelloggへ行くと上記3校と違った特別な何かに気付かされました。私が合格したKelloggとNYUは、こうしたキャンパスビジットで体感した事をエッセイに盛り込めた学校です。どちらも提出はサードとなりましたが、学校を訪問し、授業へ参加し、在校生の方々とランチをさせて頂く過程で、Web等での学校研究では知り得ない学校の特色に触れること出来、その特徴への自分のFit感をシンプルな言葉でエッセイに反映させた時、良い結果が2校から来ました。他の部分(キャリアゴールやリーダーシップ経験など)はほとんど変化が無い中、学校へのFit感を付け足したエッセイを提出した学校(しかも数行のコメントを足した程度)から共に良い結果を貰えた事は喜びであったと同時に驚きでもありました。セカンド提出分も同じことが出来ていればとの思いもありますが、それも自分が通らねばならなかった道であったのだと思っています。

結局サードまで受験が続き精神的・肉体的苦労も絶えませんでしたが、今はKelloggへの進学を心踊る思いで待っております。スコアメイクに苦しみつつ、そしてサードまで受験がずれ込みつつも、LeClair先生のご指導の元で無我夢中で走り、フロントの小貫さん、小林さん、金崎さんにお世話になりながら(特に小林さんには業務を超えた範囲で助言を頂いたりもしました)、何とか自分の思いを達成することが出来ました。インターフェイスとのパートナーシップは私のMBA受験において不可欠なものであり、多大な信頼感を与えて頂きながら合格へと導いて下さったことに心より感謝しております。最後になりましたが、この場を借りてデバリエ先生へ御礼させて頂くと同時に、これを読むこれからの受験生のご成功を心よりお祈り申し上げます。





大学院留学 合格体験記
Northwestern KelloggMBA(ノースウェスタン ケロッグMBA) Class of 2007