Michigan MBA 合格体験記

留学先:ミシガン (Ross MBA)

大学院出願準備記(出願エッセイ、インタビュー対策など)
MBA合格体験記 No.024






試験対策

スコアメイクの為の勉強は基本的には独学という本人性格から、TOEFL、GMATとも予備校で講義を受けたのは4〜6月の期間のみ。どちらも10月以降の目標点到達であったが、7月以降は模試受験・会社での研修以外は独学。

(1) TOEFL

5 月より受験するも8月迄600未達。日本人として異例のSection 2で苦しむ。9月にSection 3満点により623 (65, 64, 76)を取得。11月に奇跡的にSection 1で64が出て、最終的にそのスコアを利用。私の場合、Section3が常に63〜76と安定していたが、やはり得意セクション(普通はSection 2でしょうか)を確立した上で、まぐれでもいいからSection 1で高得点ゲットを狙うのが戦法でしょう。

(2) GMAT

6 月、Mathで8問落とし570 (25, 45)と玉砕。10月に向け毎日必ずMath3セット(PS X 2、DS X 1)以上のノルマを課し、ケアレスミス回避、スピ−ドアップ。苦手意識も克服し、10月はミス1問に収束。GMATはやはりゲ−ムであり、場数をこなすことが肝心。AWAについては、特に予備校でのコ−スは取らなかったが、(Mathとは正反対に)なぜか得意分野との自負もあり無難に着地。ディスクロ− ジャ−によればIssueが3.0と4.0、Argumentが5.0と6.0、総合で4.5という結果であった。

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PROFILE
・留学先:U. of Michigan at Ann Arbor
・合格校:Michigan, Kellogg, Fuqua, Indiana
・不合格:Amos Tuck
・出身校:大阪外国語大学(ドイツ語科)
・勤務先:大手都銀 / 年数:6年
・TOEFL:630 (64, 63, 62)
・GMAT:630 (V.27, Q. 50, AWA 4.5)
・GPA:3.0
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志望校選定について

MBAフォ−ラムの頃から第一志望としてMichiganに執着。

理由としては:
1. 大学時代より興味をもっている中欧(チェコ・ハンガリ−・ポ−ランド)についての、革新的且つ高度なプログラムがある。

2. 銀行員の枠にとらわれず、ファイナンスよりはマネ−ジメント志向のカリキュラムを志望。

3. 家族(妻・長男10カ月)同伴のため、治安がよく生活しやすい環境希望。

など。早い時期から志望校を決めるのは、動機づけという観点からも大変重要です。



エッセイ

前述のように、文章を書くのが得意と勝手に思い込んでいた事もあり、最大の苦痛と言われるエッセイも、やってて結構楽しかったと思います。(LeClair 先生には気味悪がられましたが)。「自分をうまく表現せよ」と言われるが、要はエッセイを通していかに自分を差別化するか、そして大学側の求めている学生像と一致させていくかが大切だと思います。

私の場合には:

Background

大学でドイツ語を学ぶなかで、中欧ヨ−ロッパに興味を持つ。就職してからも、企業派遣で英語研修(日米会話学院)に行っている時、研究テ−マとしてチェコ経済について学ぶ。

当行の中長期経営計画に於いて、いわゆるEmerging Marketとして東欧圏に注目(なお当行は、ハンガリ−に現法を持つ数少ない邦銀の一つ)。

Career Goal

一つのキャリアゴ−ルとして、当行の東欧ビジネスについてのPioneering Roleを果たすことを挙げる。

Why Michigan?

よってMichiganの持つ東欧ビジネスプログラムに是非参加したい。

というスト−リ−を中心において、Essayを完成させました。課外活動及びリ−ダ−シップについては、中・高・大学と体育会剣道部の主将を勤めたことに言及。内容的には他大学に流用しにくかったのですが、最初からMichigan一本に絞っていた為、満足がいくものになったと思います。結果的にそれが銀行という差別化が困難な業種にかかわらず、全体的にいい成果につながったと思います。



出願について

さまざまな意見がありますが、日本人受験生の環境が厳しくなっているなか、やはり志望度の高い学校をなるべく早期に出願することが重要だと思います。特に、エッセイをインターフェイスで見てもらっているのであれば、「数をこなすうちに内容がよくなる」というメリットを取るよりも、「数少ない日本人枠が埋まってしまう」「何本か書いているうちにダレてしまう」というリスクを避けるべきです。また、志望度の高い学校の結果が早く出るのは、それ以降のスケジュ−ルを立てるためにもアドバンテージになります。私の場合、Michiganの合格が1月30日に出て、極めて早期に受験生活を終える事ができました。



最後に

インタ−フェイスの「売り」は、まさにエッセイ・カウンセリングにあると思います。私はルクレア先生に担当していただきましたが、あくまで自分の書きたいことを尊重してくれ、当たり前のことですが、自分で満足のいくエッセイが書けたと思っています。マスプロ予備校と違い、カウンセリングを通じて受験対策のみならず、海外の文化を学び、自分のゴ−ルとは何かを考えさせてくれたインタ−フェイスとは、今後もお付き合いさせていただきたいと思っています。





大学院留学 合格体験記
Michigan RossMBA(ロスMBA) Class of 1998